エゴノキ(ちさ)

エゴノキ科 エゴノキ属   落葉高木
学名 Styrax japonica
別名 ロクロギ(轆轤木)、チシャノキ、チサ
花期 5〜6月

雑木林などに普通に生え、高さ7〜15メートルになります。

小枝の先に小さな花を下垂して咲かせる。
エゴノキの名は、果実を口に入れると果皮がのどを刺激してえごいことに
由来する。
果皮にはサポニンが含まれ,洗濯石鹸の代わりになるそうです。





ゆさゆさと風の白きはえごの花  昭陽




このホームページの名前にもなっている
大好きな花です。

大きくなった樹に、咲き乱れる姿は、
雲のように白く壮観ですが、一つ一つの花は
小さくて愛らしい。
とても良い香りもします。

材が傘のろくろに使われたところから
「ろくろぎ」、ほかに「ちしゃのき」「ちさ」。

ちさの花として万葉集にも登場します。

エゴの花ではあまりにこの可愛らしい花には、
似つかわしくないので、このHPでは
ちさを採用しています。

   ’05・5・20   撮影




我が家の庭には、2株のちさがあります。
これは西のちさ(花弁が丸い)



   以下’06・5・23  撮影


ひとつひとつの花はとても愛らしい。
樹皮は暗紫褐色で滑らか,
幹は何本も株元からでて、株立ち状のよく目立つ樹形




左の写真は、家ののちさ

花びらの先が尖っています。
花の形が西のちさとは違いますね。



   ’06・5・23  撮影
ちさの根元には、モリムラマンネングサを植えてあります。
これから、増やして芝生の代わりになればいいなと思っています。

マンネングサ(多肉植物)は、見た目は苔のような感じで冬も枯れずに緑を保っています。
非常に丈夫です。

マンネングサに落花したちさの花。
(ちょうど実物大くらいです。)
とっても緑と白の対比が美しいものです。

   ’06・5・23  撮影


東のちさの紅葉です。
紅葉といっても黄葉ですが・・
青空をバックに黄色が映えています。




   ’06 11.15  撮影

            ちさを詠んだ歌(万葉集)


山ぢさの 白露(しらつゆ)重み うらぶれて 心も深く 我が恋やまず
山ぢさが露に濡れて重たく垂れ下がっているように、
しょんぼりとうなだれてひたすら恋続けている私です




息の緒(を)に 思へる我れを 山ぢさの 花にか君が うつろひぬらむ
私はあなたのことを、命のかぎり想っているのに、 
あなたは、ちさの花がすぐにしぼんで色が変わってしまうように、 
心変わりしてしまわれたのでしょうか。
                                            

ハート4 ちさの実 (エゴノキの実)               2009年7月11日 撮影

      b916.jpg

愛らしい木の実、ふたつ寄りそって・・・
かわいいheart

下向きに垂れ下って咲く白い清楚な “ちさの花” が、
こんな、ま〜るく可愛い実になりました。

まだうっすらと緑色、たくさん鈴なりです。



   b921.jpg
   φ(..) エゴノキ科 エゴノキ属   落葉高木

   b920.jpg




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