第二句集  「夏木立」         第二句集TOPへ ホームヘ



兼題解説 八月号  出題者 正木ゆう子【敬称略】
 
◎ 円盤状の天の川の端っこに位置している太陽系。
   その一員である地球から円盤の中心方向を見ると、
   星の集合が帯状のように固まって見える。
   それが天の川です。・・・
   晩夏から秋にかけての山上などでは、燦然と輝く天空の川を
   仰ぐ機会に恵まれることがあります。

◎ 構想 投句七月八日
   季題の「天の川」は、宇宙の壮大なもの。
   それに対比するもの、人間のことの存在をとりあげれば
   よいかと考えた。

◎ 七月のはじめ頃、姪の朝子さんのご成婚の話が伝わってきた。
   ご結婚の祝福の意をこめて構想を練り上げた。
   幸いにして入選佳作となった。

◎ 選者 総評 十一月号
   この季語を詠むことで、一句がとたんに大らかに、
   また祈りのこもったものになる事実に驚きました。
   ・・・詠むことで、しばし宇宙に心を遊ばせる時間を、
   誰もが持たれたことの伝わる今回の選句でした。
     「NHK俳句」 佳作入選
   選者 正木ゆう子 (敬称略)
    平成十九年八月応募
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